2016年9月27日火曜日

勝手にガーナのビールを紹介~完全版

instagramFacebook経由で、誰に頼まれたわけでもないのにビールの銘柄
と原材料、個人的な感想を発信してきました。
そんなこんなで結構な回数になったので、まとめてみました。




STAR


原材料 水 麦芽 メイズ ホップ
アルコール 5%

ガーナでは主流のビール
スーパーマーケットでは他の銘柄より安く買えることが多い。
地方だと価格は均一であることがほとんど(4セディ、日本円で120円くらい)
ホップの香りなのか独特の風味がある。
ちなみに、このスターは4つ星、沖縄のオリオンビールは3つ星。
サッポロビールはいうまでもなく、ビールに星のマークを入れたがるのはなぜなのだろう。
と、考えていたら、アサヒビールなんてのもありましたね。

Ghana beer star ガーナ ビール
star

CLUB


原材料 麦芽 メイズ ホップ 水
アルコール 5%

先述のSTARと双壁をなす、ガーナの2大銘柄の一角。
飲食店ではビールはSTAR CLUB2種類しか置いていないところも多い。
STARがホップの香りが強いのに対し、こちらは味わい軽め、スッキリ飲むのに適している。

※原料のメイズとはトウモロコシのこと。日本でいうコーンスターチに相当するのか、形態が不明のためにメイズとそのままにしました。どなたか知っている方がいれば教えてください。

ghana beer club ガーナ ビール
CLUB


STAR LITE


原材料 水 麦芽 メイズ ホップ
アルコール4%

LITE(飲料で使われる、lightの意)の通り、味軽め、アルコール低め。
通常のSTARがホップの香りが強いがこちらは香りも抑え目。

GHANA BEER STAR LITE ガーナ ビール
STAR LITE


CASTLE 


原材料 麦芽 メイズ ホップ ラクトース 水
アルコール6%


ラクトース(乳糖)を使用した、スタウト(焙煎した麦芽を使用する)のビール。
黒ビールかつ、乳糖が添加されておりほんのりとした甘さを感じる。
ミルクスタウトという名称で敬遠してしまう人が多いのだろうか、あまり飲んでいる人を見かけない。


GHANA BEER CASTLE ガーナ ビール
CASTLE


GULDER


原材料 水 麦芽 メイズ ホップ

アルコール 5%

濃い目の味 苦味強し。当初は、ガーナのエビスビール!と喜んで飲んでいたが、本数を重ねると口の中が甘くなってくる。

GHANA BEER GULDER ガーナ ビール
Gulder

STONE


原材料 麦芽 ホップ 米 水
アルコール5.2%

ほどよいコクとキレ
クセや香りは弱め。
前述のGULDERに少し近いい味わいだが、原材料だけを見るとこれが日本のビールに一番近いのかもしれない。

STONE GHANA BEER ガーナビール
STONE


EAGLE


原材料 キャッサバ 麦芽 水 ホップ
アルコール6.5%

キャッサバを主原料としているのが特徴
アルコール度数は高めだが口当たりは軽い。
レストラン等には置いていないことが多く、SPOTと呼ばれる地元住人御用達の酒場には置かれている。

GHANA BEER EAGLE ガーナ ビール
Eagle

RUUT EXTRA


原材料 水 キャッサバ メイズ 麦芽 カラメル ホップ
アルコール 6%


原料にキャッサバを使用したビール。先のEagleもそうだが、味わい軽め、値段抑え目、アルコール度数高めなのがキャッサバビールの特徴。


RUUT EXTRA GHANA BEER ガーナ ビール
RUUT EXTRA





GUINNESS 


原材料 水 麦芽 大麦 焙煎麦芽 モロコシ メイズ ホップ イースト
アルコール
7.5%



アイルランド発祥の黒ビールがガーナギネス社によってライセンス生産されている。
こちらは、FOREIGN EXTRAというタイプで、日本に輸入されているドラフトとは異なり、アルコール度数が高いのが特徴。
暑いガーナに、味の濃い黒ビールは合わないと思っていたのだが、ビールがぬるい温度で出てくることが多いこの国では、飲み頃の温度で飲むことができる。
お店などでもよく飲まれているのを見かける人気銘柄。
瓶からそのまま飲んでいる人が多いが、グラスに注いで泡も賞味したい。
だけど、クリーミーでコクのある樽生の本家ギネスビールとは違うなあ、とうるさいことを言ってます。


GHANA BEER  ガーナ ビール GUINESS
GUINESS



GUINNESS AFRICA SPECIAL


原材料 水 麦芽 ソルガム 大麦麦芽 ホップ ショ糖 着色料 生姜 バニラ コーラナッツ レモングラス 唐辛子
アルコール 5%

ラベルの裏には、

アフリカ人によるアフリカのビール
アフリカの大地で育ったハーブとスパイスを使用
なめらかな味わい、アフリカの魂、そしてギネスの独特の味わい
我々の世代、我々の世界、我々のビール 冷やしたのを飲もう

とある。

アフリカを全面に押し出すのは、大いに結構だが、ぼくの舌は、アフリカの大地と魂をすんなり受け入れることができなかった。
変な自己主張はいらないから、苦くてクリーミーな、普通のギネスを望みたい。

GHANA BEER  ガーナ ビール GUINESS AFRICA SPECIAL
GUINESS AFRICA SPECIAL





以下、ビールではないが軽い感じのアルコール飲料




HUNTER´S GOLD


原材料 水 発酵りんご果汁 砂糖 濃縮りんご果汁 クエン酸 保存料(ソルビン酸カリウム) 香料 着色料(カラメル色素)
アルコール 4.5%

南アフリカ発のサイダーのライセンス生産品。他にドライタイプもあり。


ガーナ サイダー GHANA HUNTER'S
HUNTER'S GOLD







Savanna






原材料 発酵りんご果汁 砂糖 濃縮りんご果汁 クエン酸 カラメルりんごソース 亜硫酸塩
アルコール 6%

りんごを発酵させた果実酒(サイダー)。元は南アフリカのブランドのライセンス生産。あまり飲んでいる人を見かけない。価格も高めで、洒落た感じの位置付け。キリッと冷やして飲みたい。


※原料名において、不自然であったり誤った表現が見られる箇所がございます。
拙者の英語力、食品名の知識の欠如のためご了承ください。
古い翻訳小説に違和感のある名詞表現があるけど、知らない名詞、聞いたこともない固有名詞をどう訳すかと苦悶している訳者の心境です。

SAVANNA CIDER GHANA  ガーナ
Savanna






ORIGIN

 

原材料 炭酸水 ニュートラルスピリッツ ショ糖 クエン酸 クエン酸ナトリウム カラメル 安息香酸ナトリウム 薬草果実香料(コーラナッツ プルーン オークウッド 陳皮 ヨモギ)
アルコール 6%

ガーナのORIGINというリキュールを炭酸などで割ったもの。
アフリカで体に良いとされている、ハーブ類などを加えている。
薬のような苦味が特徴。
Spirit Mix Drink
とラベルにあるように、ビールとはまったく別の飲み物。
ビールと同じ棚で売られていたので、間違えて買ってしまった。
二度と買うつもりはなかったが、この記事ために再購入した。
ガーナの人は薬と称して、黒く苦い酒を飲んでいる人が多い。
一休さんでそんな話があったことを思い出した。

ORIGIN


Shandy


原材料 ビール(麦芽、メイズ、ホップ、水)、レモン抽出液、クエン酸、砂糖、ニュートラスイート
アルコール 2%

クラブブランドであることから、クラブビールをベースとしていると思われる、ビアカクテル。
飲み口はソフト、低アルコール。
冷えたものを明るい時間にジュース代わりに呑みたい。


ガーナ BBEER ビール SHANDY GHANA
Shandy




「勝手にガーナのビールを紹介」の紹介




ガーナについて早々、スーパーにあったビールと思しき商品を片っ端から買い込み、飲み比べをした。
中にはビールでない商品もあり、口に入れた瞬間???となることもあった。
その甲斐あって、気に入った銘柄を早々に見つけ、活動が始まってからもほぼ毎日ビールを飲んでいた。
さすがにそれはちょっと…と自らを苛むようになり、記事と写真に残すことにした。
それが何かの意味を持つかはわからない。だけど協力隊の活動と同じで、やってみることが大事と考えている。




この企画を通じて感じたことは、確実に近くのものが見づらくなるという老化現象は、いやおうなしにぼくにも近づいていて、投稿元のinstagramの文字と商品のラベルの文字の小ささに眼の奥が痛くなった。


勝手にガーナのビールのキャンペーンガールを紹介
ジャンジャン呑んでね~

勝手にガーナのビールのキャンペーンガールを紹介
売り上げになるからいいけど、酒ばっかり呑んでると頭が悪くなるよ!
もともと悪いからもういい
          

2016年9月20日火曜日

物欲シリーズⅢ 二本松訓練所の荷物

訓練が修了して、1年が過ぎた。
入所する前は当然のごとく、持って行く荷物の選別に翻弄されていた。
今となって振り返ると何を持って行くかなど、無駄なことにとらわれていた。

何を持って行くかは、自分の価値観で決めるしかないのだけど、ぼくも訓練前はいろいろなブログやサイトを読み漁って参考にした。
ぼくが全ての荷物に触れたら、あまりの長さに嫌になるので何かの参考になれば程度に記しておく、でも長い…

 指示のあるものはその通り持って行くが、これだけは言いたい!

スーツと白ワイシャツは、良い物を着ないこと

懇親会などが食堂で行われ、そこはかなり暑く汗と湿気で、スーツの折り目がとれて、スーツにも良くない。おおむね値の張るスーツは、記事が柔らかく薄いために耐久性がない。
最終日の謝恩会もスーツ着用だが、終わったらすぐ帰らなくてはならず、着替えている時間がなかった。
ぼくは、スーツ姿で重い荷物を抱え、急いで帰りのバスに乗り込んだために、ひじの部分が擦れてしまった。

任地にもスーツを持って行かされるが、悪環境の中、長期間着ないままになる。
形状記憶で、ウォッシャブルであれば、気を使うことも少ない。
その手のスーツはダサいとの偏見があったが、良く調べてみるとそれなりのものがある。

ガーナ アフリカ 丸太 頭 乗せる ghana africa
持ち物?
そりゃ丸木に決まってるでしょ。
建具にしたり、家具にしたり、燃料にしたり
アンタ、ぼやぼやしてるとこの丸太ぶつけるよ!


黒の革靴

これは皇太子殿下との謁見前に、かなり厳しくチェックされる。ない人は入手して訓練に間に合わせた方が良い。

 授業や講座の時間に着る服


事前の書類だと厳しい指示があるが、思ったよりラフでも大丈夫。靴は落ち着いていれば、スニーカーでもOK。男性はTシャツなど襟がないものやパーカーなどはまずい。ぼくは普段着と兼用した。

内訳
ジャケット1
長袖シャツ4
半そでポロシャツ3(紺、黒、白)
セーター1
パンツ4
革靴3(黒、薄茶、グレー)
スニーカー1
ベルト3

授業に着て行ける服だけでこの数はかなり多い。ただ、訓練所内では多くの時間が語学と講座に充てられるので、着回しの意味で枚数はあっても困らないと思う。

休日に着る服

 実質的に外出できるのは、土曜日の夜と、日曜日のみなので、あまり必要なかった。くだけた感じのパンツとポロシャツを少し持って行った他は、授業で着る服と兼用した。
「普段着はそんなに要らなかった。」という声を女性からも聞いた。

所内で着る服

入浴後、夕食、ミーティング、部屋などで着る服。この服をあまり持ってなかったのは失敗だった。運動用のジャージと兼用しても良いが、それを避けようとすると結構な数が必要。
リラックスできる感じのものが良く、これを授業用と兼用すると、堅苦しい。

あとは運動用の衣類や靴

27年度2次隊は前半が記録的な暑さだった反面、後半は雨天続きで寒かった。隊次に関係なく、暑さ寒さ対策は必要。

衣類は容量、重量共に侮れないので、他の荷物との兼ね合いで決める。


野外訓練用グッズ

野外訓練はトラウマの一つだ。
そのことは拙ブログでも触れているが野外訓練とフジロック
防水のジャケット上下、防水のブーツ(長靴も良い)の装備だけはしっかりしたのが救いだった。
楽しいキャンプ気分でなめてかかると痛い目に合う。かなり持ち込めるものが制限されるが、サバイバルだと覚悟して入念に準備をするべき。



ガーナ 井戸 水汲み ghana well draw water アフリカ africa
思い出したくもないが野外訓練で大変だったことに水汲みがあった
現地でも本当に大変な作業だと思う
アンタ、ぼやぼやしてるとバケツで水引っ掛けるよ!

自分の職種に使うもの

語学が英語の人はプレゼンテーションやワークショップの授業があるので、本や道具などを持って行った方が良い。図書館で借りることもできるが、望むものがあるとは限らない。マイナー職種の人は必須。
先生によっては、プレゼンでもパソコンの使用を禁止されるので、油性のマーカーを多用した。
模造紙や、文房具は出張販売で買える。
色紙に寄せ書きなど、書き物をするので文房具をいっぱい持っている人は重宝される。

日常で使うもの

洗面用具や、薬類、洗剤や、化粧品の類
早い者勝ちで、数には限りがあるが、洗濯や、お風呂の道具、シャンプー類などは前隊次の先輩が残してくれるので、それを利用しても良い。
薬類は最低限で済むが、虫よけと、虫刺されの薬は必要。

 スマートフォン・携帯電話

ぼくは、訓練時は通常の携帯電話とスマートフォンの2台持ちだった。
訓練所は、電波が悪いが、連絡はLINEでのやり取りが多かった。
掲示物の記録は、メモするより写真で撮った方が早い。

持って行ったけど使わなかったもの


大きかったり重かったりすると、厄介

撮影機材

一眼レフのカメラをレンズまでフルセットで持って行ったのだが、ミラーレスを持って行ったのでそれで事足りた。のんびりと写真を撮っている暇もなく、最も無駄だったアイテム群。

趣味の本

読んでいる時間がなかった。
活動に必要そうな本は、訓練所の図書館に充実している。

本以外にも趣味に関するものは、忙しくて使う機会が少なかった。
楽器類は、ギターなどは音楽室にあるが、持参している人もいた。

語学用にレコーダーのアプリをインストールしたが、使わなかった。

アフリカ ガーナ 椅子 africa ghana chair plastic
持ち物?
椅子に決まってるでしょ
こうやって小さいころから頭に載せて鍛えてるのよ
アンタ、ぼやぼやしてるとこの椅子思いっきり振り下ろすわよ!


買い足したもの、送ってもらったもの


想定外に必要というより、欲しくなるアイテムが多かった
郵便物や宅配便も届けてもらえるので、通信販売の利用価値は高い。

プリンタ
訓練所にも共用のプリンタがあるが、使える時間が限られ、その時間が惜しかった。
夜に自分の部屋で、資料を印刷できるのは便利だった。
寄せ書きに写真を張り付ける際にも使った。

ランニング用の帽子
帽子は、普段用のキャップと、野外用のつばの大きいハットを持って行った。日差しが強かったので、ランニング用の帽子が欲しくなり、買って送ってもらった。

コーヒーセット
最初、一杯使い切りのドリップパックで飲んでいが、飽き足らなくなった。
ドリップ用のセットと、淹れるためのポットを入手した。
コーヒーを淹れる時間は、追いつめられた精神から解放されていたのだろう


お菓子
 普段あまり食べないのだが、訓練中は本当に良く食べた。送ってもらっては、至る所で買っては食べた。
それでも体重が減るほど、精神的に追いつめられていたのだろう。
訓練は軟禁に近いが、週に一度出張販売があり、文房具や、お菓子類などが買える。少し離れた場所にはコンビニもあるのでその気になれば授業が終わった後に行って帰ってくることはできる。



細かく書くとキリがないが、訓練の持ち物で、気になった点をまとめた。

アフリカ ガーナ 鍋 かぶる ahurica ghana pan
荷物?
鍋一つに決まってるでしょ
水も汲めるし料理もできる
何で鍋を被ってるかって?
そりゃ、アンタの攻撃をかわした後にこれで攻撃するためだよ


二本松訓練所は階段が多く、重量物を運ぶのに適さない

宅配便で自宅⇔訓練所まで送ったりできるが、体育館から居室まで距離があると重労働。ぜひ男子は女子の荷物を持ってあげてほしい、決していいことあるかもと言った下心ではない、協力隊としての活動、ボランティアは既に始まっているのだ。

必要とする物は始まってみないと分からない。
日本にいる限り、本当に何でも手に入る。最初に持って行くものはなるべく少なくし、あとは現地調達する。家族の協力を得られるなら、持って行くかどうか迷った荷物は事前にまとめておいて、必要に応じて送ってもらうことができれば良い。

ただ、70日間の訓練なので、最低限の用意をすれば、何かなくてもそう困ることはない。



飲酒、喫煙、過食、買い物、ギャンブル、世の中には様々な依存症が存在し、そこに溺れる人はきっかけや理由を延々と言い訳し、正当化しようとする。

ぼくの場合、訓練が楽しかった、充実していた、つまらなかった、というよりも、時間と心の余裕がなく「辛かった」という感想が強かった。その思いは訓練が進むにつれ増していった。


そんな境遇のもと、人はどんな行動を取り、場を乗り切るかを思えば、この一見無駄なアイテム群も、やむにやまれぬものだったのかもしれない。


と言っても言い訳にしかならないだろう。

2016年9月15日木曜日

物欲シリーズⅡ 一時帰国で増えた荷物、持ち帰った荷物

一時帰国をした際に、持ち物の入れ替えをした。
必要なものを足し、不必要なものを持ち帰った。

最初に持って行った荷物は以前に書いた

一旦、ガーナで生活をした上での選別なので、間違いのないアイテム群と言いたいところだが、実際はそうでもない。

増やしたもの


食に関するもの 

調味料や乾燥したものがメイン、長く使えて重量のないものをメインに選んだ。乾物や粉「~のもと」が多い。
ふりかけ、のり、だしのもと、中華系調味料、パスタのもと、雑炊のもと、お茶漬け海苔、乾燥味噌汁、みそ汁の具、お吸い物のもと、粉わさび、醤油、乾麺のラーメン(うどんやそばは以前に送ってもらったストックがあった)、こぶ茶、梅干し、塩昆布、重曹、ごま削り器、包丁、鰹節は本当は塊と削り器を持参したかったが、重いのでカツオパックにした。

日用品 

ファブリーズ、 歯磨きペースト(4本) ヘアコンディショナー サランラップ 瞬間接着材 電気カミソリ用のシェービングローション ベランダにつるす虫よけ ワイヤーロック  カメラバッグ ブレスケア 歯間ブラシ ティッシュペーパー ウェットティッシュ 汗ふきシート(顔、身体)

医薬品 

整腸剤、QPコーワゴールド、整腸剤 ビタミンC錠剤 下痢止め 酔い止め 胃薬  絆創膏 オロナイン


化製品

ヒゲトリマー、バリカン、プロジェクター、一眼レフカメラのレンズ、プリンターのインク、写真用紙
ヒゲトリマーは家にあったので、持って行ったがバリカンで併用できる。
ガーナで理髪店に行くたびに変な髪型にされ悲しい気持ちになった。
バリカンは現地でも買えるが、これからは自分で切るつもりで日本から持参し、すきばさみも追加した。
プロジェクターは現地のJICA事務所でも借りられるが、自分であった方が便利だと思ったので持ち運びが苦にならないサイズのものを買った。


衣類 

半そでシャツ、ショートパンツ、長ズボン、下着類、スニーカー

ガーナお店の少女
市場で店番をする少女
ガーナでは子どもがお使いをしたり、店番を手伝うのはごくありふれた行為だ

持ち帰ったもの 

一眼レフカメラのマクロレンズと単焦点1本 防寒着や生地の厚い服、
カメラは、壊れたミラーレスを修理に出して、出発日に戻ってきた。
一眼レフカメラもファインダーの清掃に出した。
日本に戻る前は、数本のレンズを買い増す予定だった。だが今や写真よりも、食や日常生活の優先順位が高くなった。
写真関係は迷ったものの、今あるもので十分という気持ちになって、新規購入することはなかった。

持ち帰って違うものを持っていったもの 

小さめのサブバッグ 普段使いの大きめのショルダーバッグ スーツ及びワイシャツは最初持って行ったものを着つぶすつもりだったが、それはもったいないので、しわになりづらく、涼しそうなものに買い替えた。

アフリカガーナで水くみに行く少女
水汲みに出かける子ども
この大きさのたらいは水が入ると手で持てる重さではなく、頭に載せて運ぶ


持ってくればよかったもの



鍵穴スプレー

鍵穴の潤滑剤。一度、南京錠が錆びてしまい、ハンマーで強引に破壊したことがあった。



最初は荷物は余裕で全部持って行けるとたかをくくっていたが、食料品と衣類、薬などで、あっという間に制限を超えてしまった。
在日時に発送用の荷物を作って、自分で送るのが良いというアドバイスをもらったが、その通りだ。

我ながらくだらないものばかりで、本当に必要なの?現地でも手に入のでは?といったものが多い。

アフリカガーナで頭に物を乗せて運ぶ女の子
このように、頭に物を乗せて運ぶのは普通のことなのだが、赤ちゃんは頭には乗せず背中でおぶる


日本製品ばかりの中で生活をしていては、青年海外協力隊の意味がないという考えもある。
反面、過酷な環境の中少しでも快適さ、便利さを求めるのは生活のストレスを減らす効果がある。

どちらがいいのか、バランスを取るがいいのか、答えはない気がする。

ただ、一年近くも生活していると物欲から解放され、なければないで割り切れるようになってきた。
ようやく不便な暮らしになれてきたのかもしれない。

2016年9月8日木曜日

物欲シリーズⅠ 現地に持参した荷物いらない荷物

渡航前のしおりに

「日本と異なる環境で生活するのは承知のはずです」と但し書きがある。

承知の上だからこそ、持って行きたいものが増えるのだ!

ガーナの場合、訓練終了から出発まで期間がなく、心の準備、物質的な準備がままならず、家族や知人との別れを惜しむ間もなかった。

同様の被害者とその家族を減らせればとの思いでこれを記した。


ガーナは製造業が未発達で、輸入品が多く、低品質なものが割高に売られている。
日本のファストファッション、100円ショップ、家電量販店やディスカウントストアの値段が異常なのかもしれない。

輸入品は中国のメーカー、製品、一部は韓国製品。日本に関するもの、質の高い物、高級品(あっても恐ろしい値段がする)、便利グッズや機能性の高いもの、特殊な品はないと考え、それ以外であれば、何かしら手に入る。

買うと言っても、家にあるものを買い直すのは悔しい。
それに、日本製品に慣れると品質面で不満が出る。
日本から送ってもらうとしても、行く前と後では、必要と思うモノが変わる。
しかも送料が高いので、必要になるかもしれないモノをあらかじめまとめ、落ち着いてから指定して送ってもらう。


ガーナのゴミ処理の番をする子供
モノなど必要ない、全て燃やしてしまえ!
何ならボウフレも燃やしてしまえ!
このような小さな子に火の番ができるのだろうか。


何が必要で不必要か



器となる鞄類


スーツケース

経験者は語る。鍵付きでもナンバー式でも、ハードフレームの頑丈なスーツケース、これ一択。
中に、大事なものを入れ常に鍵をかける。
エスパー伊東が中に入って、出てこれそうなものは避ける。
もしくは映画の007でジェームズ・ボンドが身長が1m位の男をトランクに閉じ込めるシーンがある、そいつが出てこられなさそうなものを考えて選ぼう!

 バックパック

国内移動にも使うので、少なくとも23泊分の荷物が入りそうなもの。中に入ったエスパー伊東が出てこれず、ネタ失敗で「ハイ~」と言わせしめるものを用意しよう!


普段使いのバッグ

ちょっとした外出や普段の仕事使いなど。現地にもあるが、あまりに安価なものはすぐジッパーが壊れ、生地が破ける。

実際にカメラのレンズキャップを、壊れて閉まらなくなったジッパーの隙間から落としたと思い、近所のおばさんや子供に聞いて回った挙句、実は自分のポケットに入っていたという、言いがかりもはなはだしいエピソードがある。

エピソード2を生まないために、「失くした!」と焦る前に、自分の周りを良く探そう!

 衣類

ほとんど持参せず、後日送ってもらった。
アウトドアブランドの丈夫なものがお勧め。
現地で買う場合、市場にある古着でないと、結構な値段がする。
隊員同士のフリーマーケットもある。が、ぼくはそこでの戦利品はすでに全部捨てた。その程度だと思ってあまり期待しないこと。


ブーツとサンダルのみ持参したので、すぐにスニーカーが欲しくなった。
良い靴を手に入れるのは難しく、日本ではその半額程度で入手できるであろうアディダス、プーマのメーカー品は1万円を超える。
イミテーションが安価で売られているが、靴は足の健康にかかわるので変なものはやめた方がいいと思う。


ガーナでごみ処理をする女性
モノなど必要ない、全て燃やしてしまえ!
何ならボウフレも燃やしてしまえ!



日本食

現地食を食べてこそ協力隊、なくても大丈夫、とタカをくくっていたが、大間違いだった。お恥ずかしい話だが、予想以上の味の単調さと量の多さ、脂っこさに参ってしまい、今では現地食はほとんど食べない。
かつおぶし、だしのもと、ふりかけ、海苔、たらこなどパスタのもと、インスタントの味噌汁など軽い物を持って行くか送ってもらう。


薬、化粧品、衛生用品、洗面用品

薬は箱や瓶から出して、ジップロックに入れ、スペースと重量を節約する。
整腸剤やビタミン剤、特に日焼けと気休めでも二日酔い対策にビタミンCはマスト、多すぎるくらい持って行く。
オロナインのような万能薬は便利、虫刺されの薬(虫よけは入手可)、化膿止めや消毒系。バンドエイドや傷パワーパッドも大目に。小傷を始め皮膚に関するトラブルは多い。抵抗力の低下のためか、かかったことのない病気にかかる。
マスクは、暑いし使う機会がないが、車で埃っぽいところを走るときや乾燥のひどい地域では使うかもしれない。
薬用石鹸、基礎化粧品類は思いのほか売っている。日焼け止めは輸入品のため高価。


ガーナゴミ焼却牛飼いの男性
モノなど必要ない、全て燃やしてしまえ!
何ならボウフレも燃やしてしまえ!


電化製品

必要な物を厳選する。
最悪パソコンと周辺機器だけで十分。それと電子辞書。
むしろ、現地の人と同じレベルで生活をする覚悟で、PCを持たない骨のあるところを見せてほしい。個人的には無理だが。

ぼくはLANケーブル(コネクターを見たことがないので2年間使わないだろう)コード類、モバイルバッテリー、プリンター、エネループなどを持参したが、モバイルプリンターに至ってはいまだに一度も使用していない。

停電が多く電力も安定せず、本体よりも充電器やコードが故障しやすい。変圧器を持参するか、スタビライザーを現地で調達した方が良い。
現地の延長コードやタップは各国の物が使用できるが、安いものは、差込口が緩く、すぐ壊れる。
ほとんどの電化製品は日本より割高だが、携帯電話の類はあまり変わらない。低スペックのスマートフォンなら1万円以内で購入できる。
SIMフリーの携帯電話、スマートフォン、Wifiルータは持っていれば持参すればよいが、現地でも購入可。

現地へのお土産

ガーナでの場合100円ショップやホームセンターに売っているものでOK。手ぬぐいなど。菓子類も人気。荷物のスペースと重量に余裕がなければ免税店で入手しても良い、ただし高い。
ボールペンはBIC社製品などが売っているが、日本メーカーのクオリティの高さを実感する。自分で使う分も含めて余分に持って行った方が良い。(BICのボールペンは使ったことはないが、髭剃りを使ったことがあった。あまりの剃れなさと肌の痛さに、BICのキャラクターになっている小僧の頭を弾き飛ばしたくなったほどだ。)
写真も喜ばれる。現地の人を撮影する機会があれば、プリントして差し上げよう!(2Lサイズほどで、2~3セディ〈60円から100円くらい〉)ただ一度あげてしまうと、それが波及して頻繁にねだられ面倒になる。


重量があるので、極力減らす。持って行くなら職に関するもの。趣味の本はドミトリーにある。語学の本もあるが、ほとんどは付属CDが紛失している。

 工具類

仕事で使う確証がなければ必要ない。重いし、現地で手に入る
ただ、現地の包丁を始め、はさみなど刃物類は、切れ味が悪い。十徳ナイフなどマルチツールは便利。

 職種に関するもの

ぼくは品質管理・生産性向上という仕事で、道具は必要なのか、現地で入手可か見当がつかなかった。
測定具を持参したが、使用機会はない。
迷う位なら持って行かない。


モノなど必要ない、全て燃やしてしまえ!
何ならボウフレも燃やしてしまえ!
無人の焼却場、完全な野焼きである。
目の前で何かが音を立てて爆発した。恐ろしい・・・

モノに縛られると不自由になる。
必要最低限のモノで生きる人がうらやましい
ぼくはとてつもなく不自由な人間だ
活動を終える時、そこに変化はあるのだろうか

多分、ない。