2015年6月29日月曜日

キューバ旅行記25 世界の車窓から~ラス・ツナス

     今回の旅でかなわなかったことの一つに、鉄道の移動がある。
    鉄道は遅延や運転中止が日常茶飯事で、よほど時間に余裕のある人以外おすすめしないと云われ、最後まで心が揺れながらも断念した。

     鉄道を好むのはこれまで列車を待つ最中や車内での人との出会いが忘れられない記憶として残っているからだ。きっとほかの交通手段に比べて、知らない人と話ができる時間や場所、そして気持ちの余裕が生まれるからかもしれない。...

     ここラスツナスはどうやら終着駅らしく、人々は長旅の解放から晴れ晴れとした表情をしていた。

     人が通行する狭いホームでカメラを構えるなど日本では迷惑千万だろうが、この国では撮り鉄などいないだろうし、そもそも東洋人が少ないので珍しそうな目でこちらを見ながら過ぎ去るのだった。



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